*ガテムス弁当*

ガテン夫と愛娘のお弁当の記録

お弁当(夫)220711 旅に向けて

今週末は、旅に出る。家族そろって主人の育った南の島に。娘4歳をお墓に連れて行き、そこに眠る主人の祖父母に挨拶を。幼き日の主人を育ててくれた祖父母に、娘を見てもらうんだ。あの子が、こんな子を持ちました、おかげさまで元気にやっています、と、伝えたい。

それを無事に済ませられたら、あとは少しばかり羽をのばそう。

体調を整えていこう。主人も引き続き、毎日、無事に帰ってこられますように。

出発まで、あと少しだ。

✳︎主人のお弁当

焼き鮭、おから、卵焼き、ブロッコリーにお塩、生姜の甘醤油漬け、こんぶ、たくわんf:id:gatemusubento:20220711074422j:image

梅干しを切らしてしまった、用意しないと。

玄関先にたんぽぽの綿毛、あとで、娘にふっとさせてあげようかな。
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なんと、巣立っていったつばめの空き巣の横に、新しいツバメがやってきた模様。巣作りを始めている。
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とまることのできる足がかりもない垂直な壁を目がけて飛んできては泥らしきものをつけて、それをくちばしでこんこんと伸ばして整形しては、巣の礎を築いている。

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またみせてくれるのか、小さないのちの生きてゆく姿。

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お弁当(娘)220704-220708 1週間分のお弁当の記録

7月1週目のお弁当の記録。娘は4歳、保育園のクラスは年中さん(※)。毎日、お昼ごはんのお弁当と、15時のスナックタイムのおやつを持参している。他には、飲み物として、子どもサイズの水筒に冷たいお水、小さな小さな水筒にその日の気分で牛乳かリンゴジュースを入れていっている。(※年中とは、保育園や幼稚園で、年齢ごとに分けられた組のひとつ。年少組が3歳、年中組が4歳、年長組が5歳)

娘のリクエストとしては、味と味が移らないようにごはんやおかず同士がふれあわないようになっていること、あとは、最近はおにぎりではなく、ごはんをお弁当箱にぎゅっとひとところに詰める形が良いということ。

できる範囲で対応している。以下は先週1週間分の記録。

〜娘のお弁当 5日分〜

✳︎2022年7月4日(月)

かぶの葉っぱのまぜごはんにほっけをのせて、あとは、卵焼き、れんこんのきんぴら、大根と豚肉の煮物、大根の皮の漬物

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娘はれんこんのきんぴらが大好き。ほっておくと、一節(ひとふし)くらい食べてしまう。

れんこんの皮をむくとちょっと彫刻家になったような気分になってくる。彫ることはないのだけれど、木の表面を削ったり、薪を割ったりするような感覚。外の面に包丁をあてて皮をむくと、ここここ、とつっかかるような振動がてのひらに伝わってくる。いくつも開いた穴からは微かにだけれど巻き貝を耳にあてた時のように空気の流れるような音が聞こえる。れんこんは口にしなくても手に持つだけでれんこんれんこんしていて、れんこんだなとわかる。

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月曜日のおやつは、クリームパン。パンだけだと寂しい感じがするから折り紙で少し飾り付けして。

 

✳︎2022年7月5日(火) 

ゆかりごはん、メカジキの竜田揚げ、おから、豚肉と大根の煮物、大根の皮の漬物

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おからは、娘にはまだ食べにくいかと思ったけれど、好んで食べてくれるので、お弁当に入れても大丈夫かと聞けば、大丈夫!とのことなので、この日はじめて、お弁当に。
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おやつは、バナナ。この写真の後、ちいさなビニール袋に入れてから手ぬぐいでキュッとしばって、持って行ってもらう。
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お迎えにいって、自転車の後部座席に乗せれば、保育園で貼ってもらったの!と見せてくれた、ぞうさん、、赤ちゃんの時から好きよね、よかったね。
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✳︎2022年7月6日(水)

おからを混ぜたごはん、とりつくねをみっつ、卵焼き、大根の皮の漬物、ブロッコリーにお塩
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おやつは、なにも用意がなかったので、パンの耳でラスクをつくろうと、、
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じゅわ〜と揚げてみたら、、うまくいかず、こがしてしまい、、それでも、きな粉とお砂糖をまぶしてみた、ものの、
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油であげてこがしたパンにお砂糖をたっぷり振ったものは、あまりに体に悪そうなので、やっぱりこれはあきらめて、ほかのものを考えた。

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切り餅が残っていたので、それをひとつ、6等分にして、焼いて、、きな粉であべかわをみっつ、お醤油で磯辺にしてみて、、おやつにお餅はいかがかなものか、わからなかったけれど、帰ってきたら娘に感想を聞いてみようと、持っていってもらった。

そうして、この日は、切り餅を焼いたもの、きなこと磯部をみっつずつが、おやつとなった。

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お弁当を入れようとすると、バッグから葉っぱがこぼれでる。小石や小枝、娘のみつけた大事なもの、あちこちから出てくる。いろんなことが起きて飽きないな。
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明日は七夕だから、短冊を書いて持っていくとのことで、猫がくびをひっかいてけがをしているので、それがなおりますように、と短冊に書いていた。私が下書き、娘が色鉛筆でなぞり書き。
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✳︎2022年7月7日(木)

この日はパパと同じく焼き肉弁当。他は卵焼き、ブロッコリーにお塩、お魚のすり身のボール

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おやつは、切り餅を焼いたもの。前日、きなことおしょうゆの2種類をつくったら、おしょうゆのほうがおいしかったということだったので、この日はぜんぶ、お醤油で、磯部もちに。

切り餅をカットして、
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お醤油、おのり、

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おもちは、上下左右前横、6面を回転させてゆっくり焼くようにする。ぷーっとふくれて中身がべとっとまわりについてしまわないように。なんて思いながら、やっぱり少しこがしたけれど、なんとか大丈夫、
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しっかりとお醤油をつけて
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おのりをぺとぺと、
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楊枝(ようじ)をさして、先のとんがりをキッチンバサミでちょっきん
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むっつ、容器にいれれば、出来上がり。
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渡すときに、よく噛んでねと、のどにつかえたらあぶないこと、を伝える。

 

✳︎2022年7月8日(金)

カブとベーコンの炒めたのものをご飯にまぜて、あとは、卵焼き、ブロッコリーにお塩、お魚のすり身のボール、大根の皮の漬物

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おやつは、スイカ*

娘がパパにねだって買ってもらった、和歌山県産の ひとりじめ という名前の小玉スイカ。小玉だから、こどもサイズ、娘にぴったり。

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種をとって、保冷剤と一緒に容器に入れた。上にも保冷剤をたっぷりと置いて、持って行ってもらった。

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すいか、冷たくて美味しかったとのことで、よかったあ。

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朝にもスイカ、おいしいうちにね、たくさんめしあがれとね。

1週間があっという間、

明日からまた1週間だ。

おやすみなさい*

お弁当(夫)220709 お弁当にまつわるお話

昨日は忙しかったとかでお昼ごはんが食べられなかったという主人。夜帰宅してから、いまからお弁当を食べると言って聞かないので、さっさと片付けた。

作ってくれるだけでありがたいと言ってくれる言葉通りいつもきちんと食べてくれていることを、私はよく知っている。以前、ずいぶん前の夏の日のこと、、昼と夜の連続勤務で、やはりその日も休憩が取れず、主人は日付が変わった真夜中にお弁当を食べようとしたそうで、まわりにとめられて食べずに済んだのだと、そんな話を、主人のお世話になっていた親方さんにきかされたことがある。私はその時、主人の姿が目に浮かぶように感じて、それから、大丈夫だよというようなことを伝えたい気持ちになった。何が大丈夫なのかというと、そんなにしなくて大丈夫だということ、あとは、大事にしてくれていることはちゃんと分かっているから、もうその気持ちだけでじゅうぶん、大丈夫だよ、ということかな。お弁当だって大丈夫、きっと成仏してくれたことでしょう。

✳︎主人のお弁当

カブの葉っぱのまぜごはんにハンバーグのお弁当、メインのハンバーグのほかは、ちゃちゃっと、レタスときゅうりのサラダに、卵焼き、生姜の甘醤油漬け、たくわん、こんぶ

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お弁当にまつわるお話というと、他にもうひとつ、忘れようとすればするほどに思い出してしまうような悲しい話がある。

それは、いじめについてのお話で、お母さんにつくってもらったお弁当をいじめっ子がごみばこに捨ててしまうというものだ。

自分のお弁当を捨てられてしまうということ。

きっとどんなでもお母さん(あるいはお母さんでなくても誰かそのお弁当の作り手)の気持ちがこもっているだろう、おそらく、多少なりでもそれがわからないことはないだろうその子の大切なお弁当を、それを捨てられた時には、その子の心にはどんなに深い悲しみが刻まれたことだろうかと、いちばんにそのお弁当を捨てられた子の悲しみに心が痛くなるし、そして、そんなことをしえるほどに人のこころが壊れてしまった、あるいは、人のこころを知り得ていない、いじめっ子の悲しいこころにも、苦しさをおぼえてしまう。お母さんには気の毒ではあるけれども、お母さんとしては、お弁当のことなんかより、子どもの悲しみがただただ悲しいことだろうと思う。

お弁当にまつわることだけではなく、、どうかそんな、悲しみが悲しみを呼ぶようなことではなく、一歩踏み込むくらいの暖かさにつつまれた世の中であってほしい、と思うことがあるな。私たちにはなにができるんだろうってね、すっごい抽象的、なんだけれど、でも、そんな気持ちだけでも広まって深まっていけば、なにかになるんじゃないかと、そう願っている。

こんな夕涼みの空、お滑り台に寝転んで空を見上げてみたりしながら、、ぼんやりと、、これ(下の写真)は、昨日の夕方、公園で。

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そして、私はお弁当を捨てられた子も、捨てた子にも、本当のあったかい人の心に触れ合うことがあってほしいと思っているし、きっとそれは叶うもの、またはもう叶っているものだと信じている。

どんな悲しみも苦しみも、必ず乗り越えられると、誰にでもそんな力があるはずだと私は思っているから、そんな風に思うんだ。

だからもし、いまそんな淵に立っている人がいたとしたなら、私は、あきらめないで、と伝える。励ましてはだめだとか、頑張ってと言ってはいけないなどと言われたりもするのだけれど、でもやっぱり、私は言ってしまうだろうな、負けるないでと、あきらめないでと、乗り越えられるよ、とね。なぜなら、どんな人の中にもその力が必ずあるものだから、あとはその力があることに気がつけるかなんだ、その力を信じられるかなんだ。自分の力を信じられればもう活路を見出せたも同じ、必ず進む道が見えるんだ。

うん、私もあきらめないでやっていこうっと。

お弁当(夫)220708 無理しない勇気

今朝も厳しい日差し。まだ涼しい建物のかげから見送る娘4歳と私、熱い陽を全身に受けて進んでいく主人。

頑丈なほうとはいっても主人だって、生身のからだ、自然の威力に打ち勝てる生物なんていやしない。人の体はか弱いものなんだ、もっと優しく、もっと穏やかなれと願う。

毎日、熱中病熱射病になるひとが出ている現場。手や足がつる人も多い。主人も例外でなく、手がつる、体の熱が取れないときている。冬の寒さは動けば暖かくなるけれど、熱いのは厳しい、と言っていた。どっちもどっちなところもあるけれど、いまは目の前の熱さに脅かされているんだ。無理なくいってほしい。無理しない判断、無理しない勇気、と言えばいいのかな、無事を祈るばかり。

✳︎主人のお弁当

今日も焼き肉弁当。お肉のほかは、卵焼き、カブとベーコンのソテー、それに、生姜の甘醤油漬け、大根の皮の漬物、たくわん、梅干し。

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今朝はしーんとしているお布団のなか、はじめに起きたのが主人、うわあこんな時間だ!と。。続いてそのびっくりを引き継いではね起きる私、わあ、なんで?、、とね。なんでもかんでも寝坊だ寝坊。みんなでぐっすりお寝坊していたよ。
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朝の空、頭上に舞う鳥
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東の空。

広がるキャンバス、雲、雲、日差し、青い空、、

お弁当(夫)220707 七夕の朝

今日は七夕、保育園に浴衣(ゆかた)で行く娘4歳は朝からそわそわ。ブラシを持ってパパの見送りに出てきた。最近、自分で髪をとかせるようになって、髪をなでつけてはどう?と鼻高々に見せにくる。今朝は外行きのお洋服に着替えを済ませたと、胸を張ってお台所にやってきた。見送りに私も連れて行って、、準備はできています、ということなんだ、手にはブラシを握ってる。人間って誇らしい時、自信ある時、本当に胸を張るんだな。

さあ、今日はいっそがしい日。無事終わる気がしないんだけど無事終わらないとおしまいだ。光陰矢のごとし、の矢に乗っちゃった気分。月日が経つのは早いね、いちにち、ひとつの朝、ひとつの夜が、飛ぶように過ぎていく。あのツバメのように、さっそうと飛んでいけたらいいな。

✳︎主人のお弁当

焼き肉弁当、お肉をジャーと炒めるだけのかんたんお弁当。あとは、卵焼き、おから、ゆでたおくら。それに、こまごましたもの、生姜甘醤油漬け、大根の皮の漬物、梅干し

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浴衣。上下に分かれていて、下はスカートの様態なのだけれど、浴衣のように、布が折り重なっているようにデザインされていて、上下が分かれているように見えない。私は帯などを結んであげたり、着付けしたりできないので、帯は兵児帯(へこおび)で、蝶々結びする。

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着付け、できるようになりたいな。私も着付けしていただくことがあるのだけれど、嬉しいけれど、自分でできないのが少し恥ずかしいなと思っている。

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空、今日はもってくれそうな予報、応援してくださいね。

娘が牛乳こぼしたよ。たくさんはこぼさなかったでしょとにこにこしてる。

さあ、つぎいくよー✳︎

お弁当(夫)220706 虫さんおはよう

今朝は遅くなってしまい、見送りは間に合わず、娘4歳が行きたいというので、後から追いかけてみたものの、すでにパパの姿は見えずぽつねん、向こうをみる娘。そよそよと吹き過ぎていく朝の風がふわふわと髪を揺らしてる。涼しいな。

どうしたの?だいじょうぶ?と道路にしゃがみ込んでなにかと話しているのを見れば、干からびたみみずのなきがら。あれー、しんじゃってる、ぴかーってなってる、うふふー!と笑っている。だんごむしさんにアリさんに、虫たちももう動いている、おはよう、いちにちの始まりだね。

✳︎主人のお弁当

お肉を丸めて揚げて塩胡椒した鶏ひき肉のお団子をみっつ。それに、おから、卵焼き、生姜の甘醤油漬け、大根の皮の漬物、梅干し
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公園で見上げた空
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さっきはごめんね、急いでたから、と電話をくれた主人、そんなことなんともない、こちらこそ遅くしてしまって悪かった。今日も怪我のないのように、無事でありますように。

さあ、次行こう。

お弁当(夫)220705 ある火曜日の目覚め

おはよう、もう朝、早いね、と乾いたまぶたをしばたかせながらぼんやりお布団の中。昨日の朝も同じように話していたな、さっきのことのよう。もういちにち経ったなんて、早いな。

このいちにち、なにかできたかな、なにをしていたっけ。なんてね、いちにち経って何かができていたかどうかなんて、そんなに考えることはないんじゃないかと思うな。そんな風に思う私のこころは少し虚(うつろ)。なにかに満足できていないみたい、いまをただそのまま喜べない時って、求める必要がないものを探そうとしているようだよ、そんなじゃずっとそれは続くんだ。でも、そんな時もある。そう感じてしまうのだもの、それをこうあれと抑えつけることはできないんだな。

外に出れば、、また、飛ぶように過ぎていく時の流れがはっきり目に見えて、頭に風が吹き込んでくる。ぶるぶるぶるっと羽震わせて空に行く小鳥たち、駆け出す娘4歳、手を振ってちいさくなっていく夫。やっと私も目が覚めてきたみたい。いまに、心をそそぐんだ。

✳︎主人のお弁当

ワラサのにんにく醤油漬けを揚げたもの、れんこんのきんぴら、大根と豚肉の煮物、おから、きゅうりの塩もみ、生姜の甘醤油漬け、大根の皮の漬物、たくわん、梅干し

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お魚を揚げているところ、手前がワラサ、奥はメカジキ、同じ味付けで娘のお弁当用のものを一緒に。

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東の空、雲が空を染めてた。