小雨の優しい朝、外の緑がいきいきしているように見える。今日も怪我のないように、いつかたくさんいろんなところへ行こう、なんて話しながら、エレベーターを降りて、、振り返って手を振って出かけていくのを見送った。
ツバメの雛(ひな)が、集合住宅の共用の玄関をでようとする私たちの頭の上で、ギュイギュイギュイギュイ!と騒いでいた。親鳥の姿だけではなく人影にも反応して精いっぱいおくちを開ける、ここよ、ここにごはんを、と、懸命。膨らんだ頬に顔いっぱいの黄色いおくち、、いよいよ大きくなってきて、そのうち巣立っていくのだろうな。
✳︎主人のお弁当
梅干しと大葉の混ぜご飯、焼き鮭、こんにゃく、卵焼き、切干大根、ふかしたじゃがいもにお塩、大根の皮の漬物、たくわん、こんぶ
東の空、吹き飛ばされるようにツバメの親鳥が飛んでいった